フレームで切り取られる空間デザイン
TV番組セットデザイン
今回はカメラで撮影する(カメラファインダーで空間を斬る!)TVセットのデザインを行った。
・番組内容
古今東西のボードゲームをゲストを交えて紹介してゆく、
休日の夜10時頃にたしなむ、少し大人向けの教養番組。
休日の夜10時頃にたしなむ、少し大人向けの教養番組。
ナレーターは2人。ゲストは1〜2人。
ボードゲームの専門家(プロ棋士など)を毎回招き、
ボードゲームの専門家(プロ棋士など)を毎回招き、
ゲームの歴史や遊び方、その魅力等々を映像などを交えて語ってもらう。
イメージとしてはNHKのクローズアップ現代をもっと和やかで賑やかにした感じ。
・セットについて
ゲームは2つの楽しみ方がある。一つ目はみんなでワイワイ楽しむ遊び方(ジェンガやモノポリー、麻雀など)。もう一つは頭脳を使った知的でクールな楽しみ方(チェスや将棋、バックギャモンなど)。今回のセットではこのゲームの2面性に焦点をあて、どの方向から撮っても違う表情が見える面白いセットを作ろうとした。
そのためアナウンサーやディスプレーがある側(下手)はカラフルで楽しい雰囲気にし、逆にゲストが座る側(上手)は黒を基調としたクールで知的な雰囲気にしている。
・正面
ボードゲームのオブジェを中心にすえ目立つようにしている。
一目でゲーム紹介の番組だと分かる分かりやすさを目指した。
大理石の質感が多いのは高級感を感じさせたかったため。
・上手
柱の向こうから扇子が見える多層的な背景を意識した。
麻雀とドミノのオブジェも配置。
ズーム
黒を基調としたシックでクールなイメージ。
ゲームの知的な雰囲気をゲストに重ね合わせ大人のムードを出そうとした。
・下手
上手と比べカラフルで賑やかな雰囲気。
映像なども交え観客と共に楽しむ空間。
映像なども交え観客と共に楽しむ空間。
オセロ、将棋、バックギャモンのオブジェで華やかさをUP。
ズーム
入り口は斜めでオブジェを目立たせている。
床のタイルはボードゲームの升目を意識。
どん引き上手
どん引き下手
‥‥‥おまけ
オブジェたち:
バックギャモン、将棋、オセロ
今回のセットで力を入れたところ。
一つだけではなく様々なゲームを同列に扱いたかったため、
それを端的に表す分かりやすい表現として
ダイナミックなオブジェたちを制作した。
コメント:
全体ではなくカメラで切り取った空間を魅力的に見せるという演出をすることがとても難しかった。ある意味「ウソ」な空間で、いかに見る人を(いい意味で)だますか、その点においてもっと工夫できたように感じる。他の人の作品をみて登場口の置き方や物の配置の仕方などのテクニックがいかに大事か気づかされた。
作品としては当初にやりたかった事はかなりしっかりと表現できた。オブジェの構成も上手にできたように感じる。ミニチュアのチェスつくることが技術的に激難しく、ボードだけになってしまったのがすこし心残りであるので、何かの機会にリベンジしたい。
